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執筆者の写真atelier Ruchi Tom

トパーズのインクルージョン

こんにちは。

先日は、インクルージョンアクアマリン・ベリル をご覧頂きましてありがとう御座います。

私達も初めてみるインクルージョンだったので写真を撮るのに大興奮しました。


ギャップがよかったですね〜


そして3月15日は、インクルージョントパーズを掲載致します。


トパーズのカラーレスは、ダイヤモンド並みに輝くと言われております。


クォーツに似ていますが、輝き方がやっぱり違います。

クォーツよりもモース硬度は硬い8なのですが、ある一定方向に力を加えると割れやすい性質を持っています。



今回、私的にヒットしたのは、このチューブ入りのトパーズ。


タイプ違いを一緒にUPしてしまったのですが、





こちらのタイプ。


通常チューブはトパーズを貫通しているようですが、このインクルージョンは貫通していなくて


モダンなデザインになっています。


今回、どうやってインクルージョンが形成されるのか?という部分が


日独宝石研究所の会報誌に載っていたので、そちらをちょろっと書きますね。


難しい話しが苦手な方は、スルーしてくださいな!


インクルージョンに関して

針状に見えるものの中には、トパーズの中の空隙(穴)に結晶の周りの物質が入り込んで出来たインクルージョンもある。

これらの空隙は結晶のディスロケーション(転位)によるもの。

結晶が成長する環境下で、結晶に力が加わり原子配列にズレを含んだまま成長し

原子同士の結合のもろさとして現れ、そこだけが空洞化したり、空洞化した周囲が

成長して更にその空洞が大きく(深く)なる事がある。

インクルージョンの特徴としては、

表面に達している事・中空である事・ディスクロケーションの始まり部分が真っ直ぐ

である事・先細りである事・多角形である事。


簡単にお伝えするとこのようにインクルージョンが形成されるようです。



こちらは、空の中にアパタイトが入り込んだ アパタイトイントパーズ。


そしてこちらのタイプは↓


ライモナイトが入った ライモナイトイントパーズになります。


どれもお見かけしないインクルージョンのピース達なので、私も一つコレクションしました。


それでは、3月15日インクルージョントパーズの世界をお楽しみくださいませ。


いつもありがとう御座います。


トム





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